妊娠中に太りすぎときのリスクとは!

妊婦さんの画像

昔は、お腹の赤ちゃんの分までたくさん食べなさい!といわれていましたが、妊娠中に体重を急激に増やすことは、赤ちゃんや妊婦さんに悪い影響を与えます。

妊娠中に太りすぎてしまうことでおこるリスクをまとめてみました。

■妊娠高血圧症候群を引き起こします

妊娠高血圧症候群とは、高血圧が妊娠20週~産後12週まで続く症状で、これに蛋白尿をともなうと妊娠高血圧症候群といわれます。

3~7%の妊婦さんが、妊娠高血圧症候群といわれており、悪化してしまうと赤ちゃんの発育不全や機能不全など、赤ちゃんへのリスクも高まります。

■妊娠糖尿病を引き起こします

妊娠中に太りすぎることで、血糖値が高くなり妊娠糖尿病を引き起こす可能性があります。妊娠糖尿病は、流産のリスクが高くなったり、赤ちゃんが大きくなりすぎることについても原因となります。

肥満の妊婦さんから生まれた赤ちゃんは、若年死亡のリスクが高いという研究結果もあるそうです。

■難産になりやすい

太ることで脂肪が内臓につくので、赤ちゃんの通り道でもある産道が狭くなり、出産に時間がかかることで難産に結びつきます。

また、赤ちゃんが4000グラム以上、大きくなりすぎてしまう可能性もあるので、そのことによりお産に時間がかかります。

ひとつは、脂肪が内臓につくだけでなく、出産の際に赤ちゃんが通る産道にも脂肪がつくことです。

脂肪が多くついた産道は狭くなり、赤ちゃんが通りにくくなります。
すると出産に時間がかかりママの体力が消耗されるため、難産という結果に結びつくのです。

赤ちゃんが大きくなりすぎると、ママの出血も多くなるし、胎児仮死や呼吸障害を招くリスクも高くなります。

■まとめ

だからといって妊娠中に無理なダイエットも危険ですので、お菓子の食べ過ぎに注意したり、無理のない程度に軽くウォーキングしたり、体重管理をおこなってくださいね。